ハワイは一年を通して温暖で過ごしやすい気候ですが、実は、月ごとに気温や気候の変動がわずかながらにあります。
このページでは、各月の平均最高気温や最低気温、ハワイの気候の特徴やエリアごとの天気の違いなどについてまとめました。
現地での服装や過ごし方を決めるときなどに、ぜひ参考にしてみてくださいね。
各月の天気
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目次
ハワイの天気・天候の概要
一年を通して夏のイメージが強いハワイ。四季がないように思えますが、ハワイには「夏」と「冬」があるのです。
ハワイの夏は、5月頃からはじまり、10月頃まで続きます。夏のあいだは、雨が少なく晴れの日が多いので、「乾季」ともいわれています。
ハワイの冬は、11月頃から4月頃まで続きます。このあいだは、気温や海水温も少し下がります。雨も多くなるので、「雨季」ともいわれています。
また、エリアによって、天候や降水量に差異があるのも特徴です。
ハワイの気温
ハワイは年間を通して過ごしやすい気候で、平均最高気温は31~27℃あたりを推移しています。
下記の一覧は、オアフ島(ホノルル)の月ごとの平均最高気温と最低気温です。
月 | 最高気温(平均) | 最低気温(平均) | 季節 |
---|---|---|---|
1月 | 27.5℃ | 19.7℃ | 冬(雨季) |
2月 | 27.1℃ | 19.7℃ | |
3月 | 27.5℃ | 20.0℃ | |
4月 | 28.7℃ | 21.6℃ | |
5月 | 29.4℃ | 22.2℃ | 夏(乾季) |
6月 | 30.6℃ | 23.4℃ | |
7月 | 31.5℃ | 24.7℃ | |
8月 | 31.7℃ | 24.8℃ | |
9月 | 31.2℃ | 24.4℃ | |
10月 | 30.5℃ | 23.7℃ | |
11月 | 29.3℃ | 22.7℃ | 冬(雨季) |
12月 | 27.9℃ | 21.2℃ |
※ 参照:気象庁「世界の天候データツール(ClimatView)」/対象期間:2015年~2019年
ハワイの雨季
冬のあいだは雨が多いと聞くと、日本の梅雨をイメージしてしまいますが、ハワイの雨季は少し違います。
ハワイの雨季は、瞬間的なシャワー(にわか雨)と晴れ間・くもり空が混在したような天候となる日が多いです。雨量の多い「あたり年」であれば、雨が一日中降り続く日もあるかもしれませんが、それでも日本(東京)の降水量と比較するとハワイの降水量は格段に少ないのです。
シャワーのあとに見事な虹を目にする機会も多くありますので、雨季のハワイもぜひ楽しんでくださいね。雨のときこそ、ハワイの生命力あふれる美しい雰囲気をより感じられるかもしれません!
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ハワイの天気予報サイト
おすすめの天気予報サイトをご紹介します。
ここでご紹介するのは、日本語に対応しており、温度単位の切り替え(摂氏:℃/華氏:℉)も可能なサイトです。エリアごとの天気も調べられます。
いずれのサイトも、短期と長期両方の予報を調べられ、体感温度や風向き、風速、湿度、紫外線指数など天候にかかわる多くの情報を確認できるのでおすすめです。
服装などを決める際は、天気だけでなく体感温度も参考にするといいかもしれません。
AccuWeather
AccWeatherは、米国の天気予報専門企業が提供するサイトです。予報は、同社が公的機関を含むあらゆる組織・団体による気象情報を収集し、解析したものです。
The Weather Channel
The Weather Channelは、IBM社傘下の天気予報専門企業が提供するサイトです。IBM社が開発した最新の気象予報システムにて解析した予報を提供しています。
エリアごとの天気
オアフ島は、大きく5つのエリアに分けることができます。
ワイキキのある「ホノルル」、ハレイワがある「ノースショア」、島の東側「ウィンドワード」、西側の「リーワード」、島中央部の「セントラル」です。ホノルルはオアフ島の南側に位置しているので、サウスショアと言い表すこともあります。
これら5つのエリアは、オアフ島の南北にかけて連なるコオラウ山脈とワイアナエ山脈の影響を受けて、天候が異なります。
なお、ハワイ諸島は、北東の海上から吹く貿易風(偏東風)を受けているため、どの島もエリアごとの天候の特徴が同じ傾向にあります。
オアフ島の東側を「ウィンドワード」、西側を「リーワード」と呼ぶのは、貿易風を受けるハワイの地理によるものです。ウィンドワード (Windward)は「風上」、リーワード(Leeward)は「風下」という意味を持ちます。
下の図は、オアフ島の年間平均降雨量の分布図です。
※ データ:Giambelluca, T.W., Q. Chen, A.G. Frazier, J.P. Price, Y.-L. Chen, P.-S. Chu, J.K. Eischeid, and D.M. Delparte, 2013: Online Rainfall Atlas of Hawai‘i. Bull. Amer. Meteor. Soc. 94, 313-316, doi: 10.1175/BAMS-D-11-00228.1., Mean Annual Rainfall Island of O’afu
以下に、オアフ島内観光スポットの天気の違いをまとめました。気温は、年間を通して大きな地域差はありませんが、地形の特質により、雲の量や降雨量に地域差があります。
ホノルル(ワイキキ)の天気
ホノルルは、空気が乾いていており、晴れ間が多いエリアです。オアフ島にあるホテルやコンドミニアムの大部分がワイキキにあるのも納得ですね。
ホノルル市内の年間の平均的な降雨量は630mmです。(東京は年間平均降雨量はおよそ1500mmほどです。)
なお、ハワイ大学マノア校や緑のスターバックス、マノア滝のハイキングコース等で有名なマノアは、ホノルル市内の山側に近いエリアに位置しています。山側に近いエリアは、沿岸部よりも雨が多くなります。
下記のサイトでは、ホノルル(ワイキキ)の現在、毎時、週間、月間の天気を調べることができます。
【天気予報サイト】
「AccuWeather」ワイキキの天気
ハナウマ湾の天気
オアフ島の東南部に位置するハナウマ湾は、シュノーケリングが楽しめるビーチとして大変人気のある場所です。
ハナウマ湾はワイキキから車で20分ほどの場所ですが、ホノルル市のなかにあるので、気温や雨量は上述のホノルルと同じです。
ちなみに、ハナウマ湾から近いところに、人気ハイキングコースの「ココクレーター・トレイル(ココヘッド・トレイル)」があります。こちらは、ココクレーターの頂上まで敷かれたレールを登り降りするシンプルなコースですが、強風を直接受けるコースでもあるので注意が必要です。また、コースの周囲には日陰がないので、ハイキングの際は直射日光にもお気をつけくださいね。
ワイマナロの天気
オアフ島の東側エリア(ウィンドワード)にあるワイマナロにも、観光名所がたくさんあります。
ビーチでは、全米ナンバーワンのビーチに選ばれたことのある「ワイマナロビーチ」が人気です。また、イルカと泳ぐことができる体験型水族館の「シーライフ・パーク」、オアフ島最東端にある「マカプウポイント」や、ハイキングコースとして人気の「クリオウオウ・リッジ・トレイル」もワイマナロにあります。
気温は、ホノルルとほぼ同じです。雨量はホノルルと比べると、ほんのわずかに多いです。また、ホノルルや島の西側エリア(リーワード)に比べて、くもりの日も多いです。
東側エリアは海から吹く風を受けますので、年間を通して風が強めです。風が出ると体感温度が下がりますので、ビーチに行かれる場合はお気をつけくださいね。
下記のサイトでは、ワイマナロの現在、毎時、週間、月間の天気を調べることができます。
【天気予報サイト】
「AccuWeather」ワイマナロの天気
カイルアの天気
オアフ島で人気のスポットのひとつであるカイルアは、島の東側エリア(ウィンドワード)にあります。
カイルアは、全米ナンバーワンのビーチに選ばれたことのある「ラニカイビーチ」や「カイルアビーチ」があることで有名です。また、中心街には有名なレストランやスーパーもあり、観光客が多い場所です。
平均気温はホノルルとほぼ同じですが、年間平均降雨量はおよそ930mmほどで、ホノルルより少し多めです。
上述のワイマナロと同様に、カイルアもウィンドワードにありますので、ホノルルやリーワードよりくもりの日が多いです。また、海から吹く風を受けるエリアですので、風のある日にビーチに行かれる場合は上着などをご持参ください。
下記のサイトでは、カイルアの現在、毎時、週間、月間の天気を調べることができます。
【天気予報サイト】
「AccuWeather」カイルアの天気
カネオヘの天気
カネオヘは、オアフ島の東側(ウィンドワード)にあります。
「天国の海」として有名なサンドバー、たくさんのアクティビティが楽しめる「クアロア・ランチ」、日本人移民100周年を記念して建てられた「平等院テンプル」、「ホオマルヒア・ボタニカルガーデン」など、観光名所が多くある人気のエリアです。
気温は、ホノルルに比べると平均してわずかに低い傾向があります。
カネオヘも、上述のワイマナロやカイルアと同様に、くもりの日が多いです。また、海から吹く風を受けるエリアです。
また、年間平均降雨量については、ワイマナロやカイルアより多めで、およそ1300mmにもおよびます。ホノルルと比べると、雨量の多さはおよそ2倍にもなります。
下記のサイトでは、カネオヘの現在、毎時、週間、月間の天気を調べることができます。
【天気予報サイト】
「AccuWeather」カネオヘの天気
ノースショア(ハレイワ)の天気
オアフ島の北部にあるノースショアは、最西端のカエナポイントから最北端のカフクポイントまでのエリアを指します。ノースショアの中心街といえば、ハレイワ。ガーリックシュリンプやシェイブアイスをお目当てに、多くの観光客が訪れるところです。
気温はホノルルとほぼ同じですが、雨量がやや多い傾向があります。とくに、ハレイワよりさらに北東のワイメア・バレー付近は雨量が増えます。
雨季のノースショアは波が高くなるため、海水浴を楽しむ場合は5~11月頃までがおすすめです。
下記のサイトでは、ハレイワの現在、毎時、週間、月間の天気を調べることができます。
【天気予報サイト】
「AccuWeather」ハレイワの天気
カポレイ、コオリナの天気
カポレイとコオリナは、オアフ島の西側エリア(リーワード)の南部に位置しており、複数のゴルフコースや「ウェット・アンド・ワイルド・ハワイ」、「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ」などのテーマパークがあります。コオリナは地域一体がリゾート地で、波の穏やかなラグーンも複数あり、お子様連れのファミリーに人気のエリアです。
気温はホノルルとほぼ同じですが、このエリアは年間を通して雨量が少ないのが特徴です。リーワードはオアフ島内でもっとも晴天の日が多く、また、湿気が少ないエリアです。
下記のサイトでは、カポレイの現在、毎時、週間、月間の天気を調べることができます。
【天気予報サイト】
「AccuWeather」カポレイの天気
ワヒアワの天気
オアフ島の中央部エリア(セントラル)にある観光地は、「ドールプランテーション」が有名です。島の南北を結ぶ幹線道路が通っていますので、途中の休憩場所としてドールプランテンショーンに寄る方も多いです。
ワヒアワは、コオラウ山脈とワイアナエ山脈に挟まれたエリアに位置しています。沿岸部より標高が高いため、ホノルルに比べ気温が平均して2~3℃低い傾向があります。とくに、朝夕は気温が下がるため、ワヒアワにある住宅は、暖炉を備えていることが多いようです。
このエリアは雨が多く、年間平均降雨量は1500mmほどあります。
下記のサイトでは、ワヒアワの現在、毎時、週間、月間の天気を調べることができます。
【天気予報サイト】
「AccuWeather」ワヒアワの天気
ハワイの季節・天気と服装
夏(乾季)と冬(雨季)におすすめの服装をご紹介します。
夏(乾季)の服装
夏(乾季)のあいだは、日差しが強いので、実際の温度より暑く感じるかもしれません。気温が高くなる正午前後の時間帯は、紫外線も大変強くなります。
日中、お出かけの際は、日よけ用の長袖シャツもお持ちになるといいかもしれません。ハワイでは屋内・車内の冷房がよくきいていることが多いので、そのようなときも長袖シャツがあると重宝します。
紫外線対策には、UVカットシャツなどが有効です。また、通気性・速乾性・保温性を兼ね備えたリネン素材のシャツもおすすめです。
冬(雨季)の服装
冬(雨季)のあいだは、日中の温度が27~29℃で、日差しは夏ほど強くありません。
風が吹く日は体感温度も下がりますので、長袖シャツのほかに、上着も準備しておくと安心です。上着は、春用のアウターなどがちょうど良いと思います。
また、日没後は気温が20℃前後まで下がるので、気温差には注意が必要です。一日のうちでもっとも気温が下がるのは、夜明け前です。サンライズツアー等で朝早くご出発される場合は、上着をお忘れなくお持ちくださいね。
なお、ハワイ島のマウナ・ケア山やマウイ島のハレアカラ国立公園などの高地では、夏場でも気温が10℃以下となります。とくに山頂付近では温度が氷点下になることもあるので、高地へお出かけになる際は、防寒着をご準備ください。
お帽子とサングラスも忘れないでね!
お帽子を忘れると、あたまの皮がまっかっかになっちゃうよ~。
※ 当ページで記載している気象情報(エリアごとの気温・風・雲の頻度等)は、「Climate of Hawai’i」を参照しています。Climate of Hawai’i
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