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【2024年】旅行前に知っておきたい4つのポイント(アフターコロナのハワイ観光)

パンデミック以降、世界ではさまざなことが変容しましたが、ハワイも例外ではありません。
物価やチップ、治安など、旅行前に知っておくべき点を4つまとめたので、参考にしてくださいね。

2024年 物価も気になるハワイ旅行の費用 ハワイ5泊7日(2人分)の費用 ハワイ4泊6日(2人分)の費用

物価

近年、社会情勢やパンデミックなどあらゆる要因から、世界的に物価高が続いていますが、ハワイ州の物価はアメリカでもトップクラスで、もっとも生活費のかかる州として知られています。

物価の違いは、旅行前だとなかなか実感を得にくいものですが、ハワイの物価はおおむね東京の物価の約2倍(外食する場合は約3倍)とイメージしておくといいかもしれません(2024年4月現在 / 1ドル145円換算)。

旅行者が現地で使う費用といえば、食事代やオプショナルツアー参加代などが大半を占めます。どちらも総じて値上がりしていますが、一方で、食事代については「思ったよりお金を使わなかった」といったこともあります。

ジョヴァンニのガーリックシュリンプ

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカの飲食店が提供するお食事の量は日本の倍近くあります。1皿を2人でシェアしても十分お腹がいっぱいになることも多いので、こういう側面をうまく利用するとコスパの良いお食事タイムを楽しめるはず。

チップの相場も上昇しているので、レストランの利用よりも、テイクアウトフードやファーマーズマーケットなどチップ不要の場所でお食事をする機会を増やすのも一案です。

ちなみに、ハワイでの生活費が高い理由は、ハワイが海に囲まれた島々であるため、食料品や生活必需品の多くをアメリカ本土の定期便にたよっていることに起因しています。本土から入手しているものにはすべて輸送費が含まれているので、割高になっています。

ハワイ滞在中の費用(1ドル145円換算)

下の表はハワイ滞在中にかかる代表的な費用の相場ですので、参考にしてみてくださいね。

【ハワイ滞在中の代表的な費用(1人分)】
内容 費用
(目安)
円換算
(1ドル145円)
空港とホテル間の移動 $20~30(片道) 約2,900~4,350円
水(ミネラルウォーター) $1.5前後 約220円
朝食 $12~ 約1,740円~
ランチ $25~ 約3,630円~
ディナー $60~ 約8,700円~
1日オプショナルツアー $120~ 約17,400円~
トロリー $30(1日) 約4,350円
TheBus(公共バス) $7.5(1日) 約1,090円
ライドシェア
(Uber、Lyft)
近距離(乗車時間10分程度)
$10程度
約1,450円
シェアサイクル(Biki) $4.5(30分) 約650円
ホテルでのチップ $2~5(1日) 約290~730円
おやつ ・マラサダ1つ $2
・シェーブアイス $5
・アサイーボウル $13
・マラサダ 約290円
・シェーブアイス 約730円
・アサイーボウル 約1,890円

※ 上記のランチ、ディナー、オプショナルツアーの費用は、州税(オアフ島:約4.7%)とチップ(20%程度)を加えて算出した金額です。

チップの相場

2022年以降はチップの相場も上がり、18~20パーセントが一般的となりました。人気レストランによっては、ランチでも20パーセント以上のチップを期待されることもあるので、相場の上がり具合におどろくこともあるかもしれません。

チップの慣習は日本にはないので費用として見落とされがちですが、レストランやオプショナルツアー、スパなどは単価が高くなることも多く、チップもかなり高額になります。予算にはチップ代も忘れずに含めておきましょう。

ちなみに、2022年以降はキャッシュレス化が加速し、会計時にタブレット端末でお店側からチップ額の選択を促される機会が増えました。
ドリンクやフードのテイクアウトのみであれば、特段チップの支払いがなくともマナー違反にはならないので、チップの支払いを選択するシーンに遭遇した際は「なし」でも大丈夫です。

ホテルでのチップ

キャッシュレス化が進んでも、ベッドメイキングのチップはキャッシュ(現金)となります。目安は1日3~5ドルなので、小額紙幣のお札を準備しておきましょう。

そのほか、チェックインやチェックアウト時、ベルボーイにバッグやベビーカー等の運搬を依頼する場合は1つにつき2ドルほどです。

ハワイでレンタカーを借りて、バレーパーキングを利用する場合は出庫時に3~5ドルほどです。

【ホテルでのチップの相場】
チップを渡す相手 チップの相場
ベルボーイ バッグ1個につき$2
ハウスキーピング 1日$3~5
コンシェルジュ 特別の依頼をした場合は$2~5
バレーパーキング 出庫時に$3~5

レスポンシブル・ツーリズム


パンデミック以降、ハワイでは豊かな自然環境を守るために、旅行者を含むハワイの地を踏むすべての人に「レスポンシブル・ツーリズム:責任ある観光」を求めるようになりました。

たとえば、ダイヤモンドヘッドやハナウマ湾など公立の自然公園を訪れる際、旅行者は事前予約と入場料の支払いが課せられますが、これもレスポンシブル・ツーリズムに準ずる考え方。2022年以降は入場料も値上がりしました。

こうすることで、その地の自然遺産や文化遺産の劣化が抑制され、保全と保護にかかる経済的負担を広く分かち合えるようになります。

ハワイ州は、こうした一連の活動を「マラマハワイ(Mālama Hawaiʻi)」と名付け、レスポンシブル・ツーリズムの活性に力を入れているところです。

以下に、旅行者がとるべき「レスポンシブル・ツーリズム」例をご紹介します。

海洋動物に近づかない

ハワイを訪れる旅行者が途絶えた2020年以降、あらゆる場所で野生の海洋生物が姿を見せるようになり、ワイキキエリアにおいても絶滅危惧種のハワイアン・モンクシールがのんびりする姿が目撃されています。

そのほか、ハワイではウミガメ、イルカ、ザトウクジラなどの海洋生物が生息していますが、こうした海洋動物はアメリカ合衆国連邦法およびハワイ州法の保護下にあり、むやみに接近することが禁じられています。

海洋動物に出会った場合は、以下の推奨距離を保ちながらあいさつしてみてくださいね。

海洋生物との推奨距離

海の仲間にあったら、この距離で Say, “Aloha!”

・ ウミガメ 3m以上
・ ハワイアンモンクシール 15m以上
・ イルカ 45m以上
・ ザトウクジラ 90m以上

KOKO
KOKO
ハワイアンモンクシールのKOKOです。お会いできる日をたのしみにしています☺︎

国定公園等での事前予約と入場料の支払い

先述のとおり、旅行者がダイヤモンドヘッドやハナウマ湾を訪れる際、事前予約や入場料金の支払いが課せられています。

こうした場所は今後も増える可能性があるので、州立の公園やトレイル、史跡等を訪れる際は最新情報を確認するようにしましょう。

ハイキング前後は靴裏をきれいに

ハワイの植物生態系を守るため、ハイキングの前後には、トレイル入口に設置されているブラシで靴裏をきれいにしましょう。

ハイカーの靴裏には、その地には生息していない植物の種子がついていることがあります。そうした種子が持ち込まれると、その地の貴重な生態系が崩れてしまう可能性があります。

旅行者に人気のマノア滝のハイキングコースにもブラシが設置されていますので、ぜひご利用くださいね。

マノア滝シューズブラシ

海に入る場合は、リーフ・フレンドリーな日焼け止めを

ハワイでビーチアクティビティを楽しむ場合は、サンゴ礁に有害となる成分(オキシベンゾン、オクチノキサート)が含まない日焼け止めクリームを使用しましょう。

リーフ・フレンドリーな日焼け止めは日本でも購入可能ですが、ハワイでも販売されています。

治安

最後にご紹介するのは、ハワイの治安です。

ハワイは全米において治安の良い州として知られていますが、残念ながら、2022年以降はワイキキエリアでも犯罪率が上昇し、旅行者も被害にあうケースが発生しています。

幸い、ホノルル市がワイキキの安全施策を強化していることから、現在の時点ではそれほど心配する必要はありませんが、夜10時以降の徒歩での移動や散歩は避けたほうがいいかもしれません。

在ホノルル日本国総領事館の「安全の手引き(ハワイ安全マニュアル)」には、ハワイ滞在中に発生するトラブルの事例や対策がまとめられているので、渡航前に一読しておくのもおすすめです。

【関連・参考サイト】
在ホノルル日本国総領事館「安全の手引き(ハワイ安全マニュアル)」

以下に、在ホノルル日本国総領事館の「安全の手引き(ハワイ安全マニュアル)」から注意点をいくつか抜粋してご紹介します。

レンタカーの盗難、車上荒し

ビーチや観光名所、ショッピングセンターなどの駐車場で車の盗難や車上荒しの発生がみられますので、レンタカーを利用する際には気をつけましょう。

わずかな時間でも被害にあう可能性があるので、たとえ短時間の駐車であっても以下の2点はかならず守りましょう。

・貴重品やバッグを車内に残して駐車しない。
・必ず施錠する。

置き引きとスリ

ビーチ、レストラン、ホテル、空港、ショッピング・センターなどで、わずかな隙を狙って荷物が盗まれるケースがあるので、以下の点に気をつけましょう。

・貴重品は持ちあるかない。
・買い物中は注意散漫になりがち。バッグや持ち物には常に注意を払うよう心がけましょう。

ひったくり

ひったくりは女性が標的になりやすいといわれています。また、自転車で信号を待つ際、自転車のカゴに入れたバッグが盗まれるケースもあるようです。

人通りの多いワイキキエリアや繁華街などでも、とくに以下の点には気をつけましょう。

・奪いやすそうなバッグは使わない。
・奪われたバッグを取り返そうとしない。
・自転車のカゴに荷物を入れない。


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