ビショップ・ミュージアム(ビショップ博物館)はワイキキエリアからは少し離れた場所にありますが、ハワイの文化や自然にご興味あれば、外せない観光スポットのひとつです。
このページでは、ビショップ・ミュージアムへの行き方、ミュージアム主催のツアーやカルチャープログラム、チケットの割引情報、滞在時間の目安などについてご案内します。
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目次
ビショップ・ミュージアムはどんなところ?
「ビショップ・ミュージアム(Bishop Museum)」はワイキキからおよそ10km離れたカリヒ地区にあります。
ビショップ・ミュージアムが建てられたのは1889年。カメハメハ家の最後の子孫であったバニース・パウアヒ・ビショップ王女(1831~1884)が亡くなった後、王族の家宝やコレクションの数々をハワイアンの教育に役立てたいとする王女の意思を引継ぎ、夫のチャールズ・リード・ビショップ氏が設立しました。
このミュージアムは、ハワイでもっとも規模も大きく、歴史のある博物館です。展示品には、ハワイ王国の歴史を物語る文化財に加え、古代ハワイアンのルーツであるポリネシア文化の考古資料、ハワイを取り巻く太平洋圏の生物学的標本など、文化史だけでなく自然科学の領域まで幅広く取りそろえられています。
このミュージアムでメインとなる建物は「ハワイアン・ホール」です。外面が溶岩石で覆われており、とてもおもむきのある建物です。ひとつの建物に見えますが、設立当初に15年ほどかけて増築をしているので、実際は3つの建物の複合ビルです。
敷地内には、ハワイの自然環境について学べる「リチャード・マミヤ・サイエンス・アドベンチャーセンター」や、ハワイの固有種が栽培されている「ナ・ウル・カイヴィウラ・ネイティブ・ハワイアンガーデン」、太平洋の天体を再現した「J.ワタムル・プラネタリウム」などがあります。
各建物の滞在時間の目安は、以下をご確認ください。
ミュージアムの入場料
ビショップ・ミュージアムのチケットは、公式サイトやツアー・アクティビティ予約代行サイト、もしくは当日現地窓口にて購入することができます。
- 一般:$33.95
- 65歳以上:$30.95
- 4~17歳:$25.95
入場料の割引
ビショップ・ミュージアムのチケットを割引価格で購入する方法をいくつかご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
JCBカードの割引
JCBカードをお持ちでしたら、定価より20%の割引価格で購入できます。当日、ビショップ・ミュージアムにてチケットを購入する際、JCBの公式サイトやアプリに掲載されているクーポンをご提示の上、JCBカードでお支払いください。
割引内容の詳細およびサービスの提供期間については、JCBプラザラウンジ・ホノルルにお問合せいただくか、JCB公式サイト(たびらば)にてご確認をお願いします。
【関連・参考サイト】
・JCBプラザラウンジ・ホノルル
・たびらば【旅 LOVER】:ハワイ
レアレアトロリーの割引
レアレアトロリーパスを提示すると、定価より10%の割引価格で購入できます。当日、ビショップ・ミュージアムにてチケットを購入する際、レアレアトロリーパスをご提示ください。
ハレクラニのルームキーで無料
ハレクラニホテルにご滞在中でしたら、入場料が無料になります。当日、ビショップ・ミュージアムにてチケット売り場にて、お部屋の鍵をご提示ください。
滞在時間の目安
ビショップミュージアムは見どころがたくさんあります。敷地内の展示をすべて見学するとなると、個人差はありますが、3時間ほどかかります。
もし、十分な時間を確保できない場合は、以下に記載する各館ごとの滞在時間を目安にご予定をお立てください。
- ハワイアン・ホール:45分
- メインとなる本館です。ハワイの歴史や神話、伝説、ハワイアンの生活様式についての資料や展示品が並びます。同じ館内にあるパシフィックホールでは、ポリネシア文化圏の考古学について広く学ぶことができます。
- プラネタリウム:30分
- 一日に数回、特別プログラムの上映があります(追加料金$3)。日本語での上映もあります。
- ナ・ウル・カイヴィウラ・ネイティブ・ハワイアンガーデン:30分
- ハワイ文化と密接な関わりあいのある植物を見学できます。
- リチャード・マミヤ・サイエンス・アドベンチャーセンター:30分
- ハワイの自然環境(火山、海洋、生物多様性)について学べます。本物の溶岩を使うデモンストレーションが人気です。
- キャッスル・メモリアル・ビルディング:45分
- 期間限定の特別展などが開催される建物です。
ビショップ・ミュージアムの日本語ガイド、カルチャープログラム
ビショップ・ミュージアムでは、定期的に日本語での館内ガイドツアーや、有料のカルチャープログラムが開催されています。いずれのツアー、プログラムともスタッフの説明や対応がきめ細かく、一歩踏み込んだ文化体験が叶うと評判です。
日本語ガイドツアー
本館の「ハワイアン・ホール」では、ミュージアム主催の日本語ガイドツアー(30分)があります。どなたでも無料で参加できます。展示品やミュージアムの歴史などについて分かりやすく説明してくれるので、おすすめです。
所要時間: 30分
集合場所: ハワイアン・ホール(予約不要)
開催時間: 10:30~/11:30~/13:30~/14:30~
日本語ガイドツアーに参加されなくとも、お手持ちのスマートフォンで館内の「オーディオプログラム」(日本語対応有り)を聞きながら、館内をまわることもできます。
ビショップ・ミュージアムでフラ体験
ハワイらしい思い出を作りたい! という方にはミュージアム主催のカルチャープログラムがおすすめです。フラのほかに、ハワイアンガーデンを案内してくれるツアーもあります。
フラのご経験問わず、どなたでも参加できます。1時間で1曲踊れるようになるので、フラ初心者の方や、フラを踊ってみたいという方はぜひ参加してみてください。残りの時間は、ティーリーフを使ってレイメイキングを体験できます。
【開催日】隔週火曜日(9:15~11:30)
【内容】館内案内、フラレッスン、レイメイキング
【対象】10歳以上。フラのご経験がなくてもご参加可能です。
【料金】$95(入場料込み)
【申込方法】開催日2日前の午後2時までに、公式サイトやツアー・アクティビティ予約代行サイト等にてお申し込みください。
【公式サイト】「ラクレア:現代フラレッスン」
クムフラによる古典フラのレッスンで、フラ経験が3年以上のご経験者向けのプログラムです。
【開催日】木曜日(9:15~12:00)
【内容】館内案内、古典フラの集中レッスン
【対象】10歳以上。フラの基本ステップ(kaholo, hela, uwehe, leleuwehe, ami)ができる方。
【料金】$140(入場料込み)
【公式サイト】「ラクレア:古典フラレッスン」
敷地内の植物見学とハワイアンクラフト体験がセットになったツアーです。
【開催日】火・水・木(10:15~12:00)
【内容】敷地内を散策しながらハワイの植物を観察、ハワイアンクラフト体験
【対象】どなたでもご参加いただけます。
【料金】:$50(クラフト体験なしは$38になります。クラフト体験有・無にかかわらず入場料を含む料金です。)
【公式サイト】「ハワイアンガーデンツアー&クラフト」
ビショップ・ミュージアムカフェ
ビショップ・ミュージアム併設カフェの「カフェ・ハイウェイ・イン(The Biship Museum Café by Highway Inn)」は、カカアコやワイパフに店舗をかまえる老舗レストラン「ハイウェイ・イン」が運営しており、地元の方にとても人気のダイナーです。
ミュージアム内のカフェでは、サンドウィッチなどの軽食にドリンク、ポケ・ボウルや伝統的なハワイアンフードも選べますので、時間があればぜひお立ち寄りください。
「ハイウェイ・イン」については、下記の記事で詳しくご紹介しています。
「ハイウェイ・イン」はKOKOも大好きなお店だよ。
いくつもの文化が融合したハワイの食の歴史に詳しいレストランで、”古きよきハワイの味” がモットーの老舗なんだ。
お店をきりもりしているのは、日本にルーツを持つファミリーなの。ぜひカカアコのお店にも行ってみてね!
ビショップ・ミュージアム基本情報
ビショップ・ミュージアムの基本情報です。
開館時間 | 9:00~17:00(最終の入館時刻は16:30です。) |
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入場料 | 一般:$33.95 65歳以上:$30.95 4~17歳:$25.95 期間限定の特別展は、展示により有料になる場合があります。 |
休館日 | 11月第4木曜日、12月25日 |
住所 | 1525 Bernice Street, Honolulu, HI 96817 |
公式サイト | ビショップ・ミュージアム |
公式Facebook | |
公式Instagram | |
公式Twitter |
ワイキキ中心部からビショップ・ミュージアムまでの地図
ビショップ・ミュージアムまでの行き方
ビショップ・ミュージアムには往復送迎サービスがありませんので、タクシーやUber、レンタカー等を利用しましょう。トロリーや公共バスも行くことができますが、タクシー・Uber、レンタカーと比べると乗車時間が長くなります。
Uber、タクシー
ワイキキ中心地からタクシーやUber、Lyftを利用した場合の所要時間と乗車料金の目安(片道)です。
- タクシー*
- 乗車時間:約15分
乗車料金:$29(ハワイ州税、チップ含まず) - Uber
- 所要時間:約15分
乗車料金:$20
※ チャーリーズ・タクシーは定額料金です。ミュージアムから復路のタクシーを呼ぶには、ミュージアムの受付に設置されているタクシー配車システム「タクシーバトラー(Taxi Butler)」をご利用ください。Charley’s Taxi「ワイキキ定額料金タクシー」
レンタカー
ワイキキエリアからビショップ・ミュージアム間の距離はおよそ10km。道路の混雑状況にもよりますが、およそ15~30分ほどで到着することができます。
ビショップ・ミュージアムの駐車場利用料は$5です。
トロリー
2023年10月現在、ビショップ・ミュージアムまで行くことができるトロリーはレアレアトロリーの「マラマライン」のみです。
レアレアトロリーをご利用の場合、ビショップ・ミュージアムのチケット売り場でトロリーパス提示すると、入場料が10%割引になります。
【関連・参考サイト】
公式サイト「レアレアトロリー:マラマライン」
公共バス
ワイキキエリアからビショップ・ミュージアムまで公共バスを利用する場合はTheBusの「2」をご利用ください。乗車時間は、道路の混雑状況にもよりますが、おおよそ45~60分で到着します。
ルート2については、下記の記事でご紹介しています。
バス停からミュージアムまでの道順
ビショップ・ミュージアム最寄りのバス停は、「スクール・ストリート + カパラマ・アベニュー(School St + Kapalama St)」です。降車地点からはミュージアムが見えませんが、歩いて5~7分ほどの距離です。
1. 「School St + Kapalama St」にて下車
2. バス停から、30mほど来た道を戻ったところにある交差点(ノース・スクール・ストリート+カパラマ・アベニュー)まで引き返す。
3. ノース・スクール・ストリートを横断し、カパラマ・アベニューを進みます。
4. カパラマ・アベニューを150mほど進み、ひとつ目の交差点(カパラマ・アベニュー+バーニス・ストリート(Bernice St))を渡ります。
5. バーニス・ストリートを右折し、60mほど歩くと左手にビショップ・ミュージアムの入り口があります。
カリヒ地区の治安
ビショップ・ミュージアムのあるカリヒ地区は、事件の多い地区といわれています。
日中、バス停とミュージアム間を往復する程度であれば、過度に警戒する必要はありませんが、安全なエリアではないことは忘れないようにしましょう。
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